電気のふるさと百名山ー日本の再エネ再発見！

本書は単なる百名山登頂記録本ではなく、登山を通して、再生可能エネルギーの現場を紹介したり、いま日本が直面している防災・危機管理対策、電力など公益的レジリエンス対策、起業家チャレンジ精神復活による経済活性化対策まで論じて社会経済的な啓発を目指している。

＜概要＞

　日本百名山を約5年間かけて、電力起業家として電力会社などに出張をしつつ、余暇を活用して各座を踏破し、登山を通じて考えたこと、感じたことを平易に随筆風にまとめてある。
　また各山岳の登山で水力発電所などリニューアルブルエナジー(再生可能エネルギー)の原風景を目の前にして受けた感慨、そして山岳地帯などでの火山・豪雨・濁流などへの防災、減災のあり方を様々な箇所で論じている。
　百名山を目指す登山者にとって各座の特質や登山ルート地図、登山時間、安全登山の留意点も筆者独自の視点で盛り込んであるので、便利な登山書とも言えよう。
　筆者は電力広報マンの経験から、自身で撮影したカラー写真をわかりやすくふんだんに入れ解説しており、登山の醍醐味、臨場感や展望ベストショットを読者に伝えようとしている。

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岡部秀也

1953 年長野県松本市に生まれる。
松本深志高校、早稲田大学政治経済学部を卒業して1977年東京電力入社。シカゴ大学経営大学院(MBA) 修了。東京電力では営業、労務、企画、国際、広報、新規事業に携わり電気事業連合会にも勤務。2002 年社内ベンチャー制度でセリングビジョン（株）を起業後、代表取締役となり、2008 年、独立。